巨大のり巻き 神田に登場
隣人祭り~マンションに住む人と町会との連携・協働を目指して~
平成24年11月10日(土)夕方、千代田区神田錦町三丁目において、隣人祭りが開催されました。隣人祭りは、元々はフランスで行われていたもので、地域住民の交流を目的とするものです。神田錦町三丁目第一町会長の堀井市朗さんを中心に組織した「神田ドットスム」の主催により、財団法人まちみらい千代田による「千代田まちづくりサポート」の一環として、第3回目の隣人祭りがありました。
今回の隣人祭りの延参加者数は、100名近くを数え、ボランティアの大学生の企画により、マンションの前の道路に机を並べて、マンション住民と町会住民が向かい合って座り、カンテラの灯りの下、長さ15mの巨大のり巻きを作りました。そののり巻きを食べながら、初めて参加のマンションに住む方が町会の方々と本音で、地域のあり方について意見交換しました。「無視しない、無理しない、無理じいしない隣人トラブルのない適当な距離感を持った本当のお隣さんを作って行く。」のが、神田錦町三丁目の隣人祭りの究極の姿です。
千代田区の住民の80%以上を占めるマンションには新しい住民が多く、町会とのかかわりは多くありません。一方、「江戸っ子」といわれる神田に3代以上住んでいる住民の多くは町会に参加しています。マンションに住む人と町会との間の連携・協働のための組織として、神田ドットスムがあります。神田ドットスムでは、隣人祭り以外に、歴史ガイドツアー、神田の老舗ツアー、写真展覧会等の活動を行っています。東京では、首都直下地震の発生が予測されており、神田ドットスムのような自主組織による自助・共助が強く求められています。(ボランティア記者 旭 勝臣)
◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
Vol.338 2013年1月号(2012/12/25発行)より☆情報マガジンは区内の情報ステーションで入手できます。
☆当ホームページ上でも見る事ができます