心に寄り添うことが、できるかどうか
久しぶりの投稿になります。
ボランティアセンターの小川です。新年が明けてから、私が企画した事業が二つ終了しました。
1つは、1月11日に行われました、「できることフォーラム2020」もしディズニーがボランティアをすることになったら。元オリエンタルランドの社員で、現在は難病の子どもたちの支援をする団体の代表を務める大住 力さんに、基調講演をしていただきました。
小学校の頃に、「ボランティアとは無償の奉仕活動である」ということを知った大住さんは、ずっとボランティアに対して否定的な考えを持っておられたそうです。
30歳半ばで仕事の関係で渡米し、現地で難病の子どもたちを支援する施設を訪れた際に、施設の創始者から「食卓で目の前にある塩を取ってと言われたら、取って渡しますよね。ボランティアもそんな感じで、できることをするだけ」というお話をしていただき、全くその通りだと思いました。
数あるボランティア活動の中から、私もこれまで自分のできそうな内容、関心があることしか選択してやってこなかった経験があります。
学生時代は、当たり前のようにボランティアをしていましたが、気持ちを掘り下げていくと大住さんの語っていた言葉に行きつくのに気が付きました。
また、近年ボランティア活動というと、災害支援に代表されるような、「肉体労働」や「人命救助のため」いうイメージがあり、重い言葉として捉えられているような気がします。2月1日に終了したもう一つの企画。「転ばぬ先の付添い~付添いの方も 安心して外出するためのコツ」。
千代田区でもそうですが、外に出たいけれど転倒や道に迷うのが怖いなどの理由で、外出するのが億劫になっている人が多くいます。特に資格を持たない我々ができることは、「怖い」という気持ちに寄り添いながら付添いをすることを、理学療法士の近藤 幸子さんから学びました。
あなたのできることは何ですが?
それが、人の話を聞くことでもいいと思います。
ちょっと、自分でできることをやってみよう。
でも、どこで?どんなふうに?疑問や迷いがある方は、ボランティアセンターにご相談ください。
不安を少しでも軽くし、皆さまの「やってみよう」という気持ちの背中を、そっと押すようなサポートができればと思っています。