「ちよだのかがやきボランティア」インタビュー+α★「たいわ室千代田支部」星田 美紗さん
“親でも先生でも友達でもない誰か”に話を聴いてほしい。そんな小・中学生のみなさんの心にそっと寄り添う存在を目指した「たいわ室」。2020年の立ち上げ以降、これまで述べ1,000回以上400人以上の子どもたちに参加いただいています。今回は、千代田支部代表の星田美紗さんにお話を聞きました。(み)
<「たいわ室」って?>
オンライン会議サービス「Zoom」を使って、小・中学生が「聴く」プロである「コーチ」との30分間を、自由に過ごすことができる無料の取り組みです。パソコンやスマホなどの端末とインターネット環境があれば、自宅から気軽に参加でき、コーチは親でも先生でも友達でもない第3の存在として、子どもたちとの時間を過ごします。
相談事や特定の悩みがなくても、自分だけの為に30分間向き合ってもらえる時間を提供することで、安心できる場所の1つにしてもらうことを目的としています。
<現在はどんな活動をしていますか>
主に千代田区内で「たいわ室」を周知するため、区内の学校や施設でのチラシ配布や掲示、定期的に体験会を開催しています。またオンラインでは保護者、親子、子ども向けのコミュニケーションに関するイベントなども開催しています。
<星田さんがこの活動をする上で大切にしていること。
そして「たいわ室」や(千代田区の)子どもたちへの想いや願いを
お聞かせください>まずは1度、気軽に利用してみて欲しい。そして「たいわ室」を通して、何もなくても安心して過ごせる場所の大切さ、「話しを聴いてもらえる」ことの大切さを皆に感じて、知ってもらいたいです。
またこの場所の存在が、忙しい保護者の方や、業務に追われている学校の先生方など、自分だけでは、子ども達を支えきれていない部分があると感じている大人側の安心感にも繋がり、その「安心感の連鎖」が子ども達に伝わることを願っています。
たとえ利用しなくても、いつでも「たいわ室」が当たり前に存在していることで、全ての人の安心に繋がってもらえれば嬉しいです。
<お忙しい中ありがとうございます。「たいわ室」が一人でも多くの子どもたちの居場所となることを願わずにはいられません>
【「きみのためにある30分」たいわ室リンク】
https://taiwaroom.com/※こちらのインタビューは、ちよだボランティアセンター情報誌2022年10月発行号に掲載された文章の完全版として掲載しています。