未Oの会
早いもので4月も今日でもう終わり。
歓迎会なども開かれ、新社会人もそろそろ職場に慣れてきたころではないでしょうか。
いろいろな年齢が集まる場で、「あの人、何歳かな?」と気になりつつも、ある程度の年齢を重ねると、ズバリ「何歳ですか?」と聞くことを躊躇するようになりがちです。でも、「干支」を聞くことはよくありませんか?「何年生まれですか?」「申年です。」「私、未年です。年齢近いですね!」・・・という感じで。ちょっと昔の話を。
大学卒業後に私は繊維素材メーカーに勤務、私はマイクロファイバー部という超極細繊維の社内では最先端の素材を扱う営業部に配属に。部は素材ごとになっているので、普段他の部署との横のつながりはあまりなく、飲み会なども部単位のことが多いのが慣例のような感じでした。
そんな中、絹織物の部署に配属になった同期が「うちの部は、部長・課長・私の3人が『ひつじ年のO型』で、なんだか気が合うので、課長がひつじ年のO型で飲み会をしようと言っている!他にいるかなぁ?」
かくいう私もひつじ年のO型。
『ひつじ年のO型ならば有無を言わさずメンバー入り!』というハイテンションな営業部署らしいノリで、なんとあっという間に「4回り差のひつじ年O型」が集まり、飲み会が開催されました。23歳・35歳・47歳・59歳の、部署をまたいだひつじ年のO型が集まり、どんな会になるのだろうと期待と不安の入り混じった気持ちで参加したのですが、不思議なもので干支や血液型の傾向はやはりあるのか、なんともいえない絶妙な一体感で、全員意気投合!
そして会の名前は「未Oの会(ひつじ おーのかい)」。
ひつじ年のO型の集まり…そのまんまです。その後、59歳だった部長が定年になっても、「未Oの会」の時はお呼びして、かなりの回数この会は開催されました。
とにかく仲良しの会!
飲んで食べて、たわいのない話をして盛り上がる、というのが基本でしたが、意外とそんな雑談からヒントが生まれ、その後の仕事やプライベートに役立ったこともありました。12歳ずつ違うと、同じものでも視点が変わります。でも、それをジェネレーションギャップととらえず、おもしろがる姿勢がみんなにあったので、楽しくできたのかもしれません。転勤や退職などでメンバーが揃わなくなってきて、飲み会の開催はだんだんできなくなってしまいましたが、「未Oの会」メンバーであるという仲間意識はいまだにずっと続いています。会結成(?)からもう20年以上も経ちますが、会えなくても年賀状の署名などに「未Oの会」と書いておられる方もいらっしゃいます。どういう結束力なのか言葉では説明しにくいのですが、大切にしたいつながりだということは確かです。
今年、大学を卒業して新社会人となったのは1990年4月2日~1991年4月1日、午年(うまどし)と未年(ひつじどし)生まれ。
ちょうど今年の新社会人が生まれた頃、「バブル経済」が流行語となった頃のお話でした♪
あ、年齢の計算をしちゃ、ダメですよ!ちよだボランティアセンター かわばた