多様な団体による災害時の支援の仕組み~「千代田モデル」を考える~
10月31日(木)、ちよだボランティアセンターの主催で、NPO・NGO、ボランティア、企業、大学、福祉施設、地域団体から約20名が参加して、首都直下地震の発生時につながるための学習会が開催されました。
前半は、認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の明城徹也さんから、海外で支援活動を展開しているNGOの、国内の災害における活動についての紹介があり、今後支援団体がどのように連携できるかについての話がありました。明城さんは、災害発生時の個人及びNPO・NGOによる支援において、全体のコーディネーション(調整・紹介)を誰が行うかが一番の課題であることを強調されました。
後半は、「内外問わず多くの方たちの協力を得ながら、被災者の立場に立った支援を継続的に行っていくにはどうしたら良いか」の視点から、意見交換しました。千代田区は全域が地区内残留地区となっており、安全と思われていますが、なお、一層の安全性を高めるため、千代田区内の地元の支援団体だけでなく、千代田区外の支援団体との間の連携も必要であるということでした。
最後に、主催者のちよだボランティアセンターから、災害時の支援団体の連携を深めていくために、引き続き、このような学習会の場を持ちたいとの話がありました。
一口に災害時の支援団体といっても、海外での活動の支援団体、福祉活動団体、大学関係等各種の団体があり、被災者との接触の
方法は異なります。しかし、被災者はワンストップの支援を受けることを望んでいますので、その方向で支援する支援団体間の意思疎通を図ることが必要と思われます。(ボランティア記者 旭 勝臣)
ボランティア記者レポートは、ちよだボランティアセンターの「ボランティア記者養成講座」で学んだ方が、実際にボランティア活動の現場を取材し作成した記事です。ただいまボランティア記者メンバー募集中です。
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