『地域の担い手を育てるために』(情報マガジン Vol.295 2009年6月号より)
初めまして!4月からボランティアセンターで勤務している松田耕一と申します。
さて、早速ですが、皆さんの「子供のころの思い出」ってなんでしょうか?私は「とにかくよく遊んだ」ということが一番の思い出です。私は、東京育ちですが、小学生だった30年ほど前の時代は、いろんな世代の子どもたちが一緒になって草野球をしたり、とんぼを追いかけたりと毎日、日が暮れるまでいろんなことをして遊んでいました。また、地域でも、夏になると盆踊りやキャンプファイアーをしたり、大人、子どもを問わず地域ぐるみでいろんなイベントが活発に行われていたように思います。まだまだそんな余裕があった時代だったんですね。
今は、子どもが外で遊ばなくなった(遊べなくなった)時代になったといわれていますが、千代田区では、区内のNPOや町会をはじめとして、多くの方々が子どもの遊び場づくりや地域交流・活性化の視点からさまざまな取り組みを行っています。
私たち社会福祉協議会でも、毎年、区内在住・在学の中学生以上の学生を対象に「夏休み体験ボランティア」という事業を行っています。この事業は、ボランティア活動の体験を通して、地域社会を構成する一員として積極的に地域づくりに参加することの意味を学んでもらうことを主な目的にしています。平成6年からスタートし、今年で16回目を迎えます。毎年、多くの学生に参加していただき、「自分の将来にとって良い経験になった」、「また、絶対参加したい」など、今までの人生観を変えるような貴重な体験をしたという感想がたくさんよせられています。
地域の担い手は一日や二日で育つものではありません。子どものころからいろんな地域のイベントに参加し、いろんな世代の人たちと交流をもつ、そして、自分が暮らしている地域に関心をもつ。将来の地域のために、子どもの成長のために、そんな環境を創っていくことも地域の大人の役割だと考えています。(まつだ/ボラセンジャーイエロー/MAY.8.2009)◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
Vol.295 2009年6月号(2009/5/25発行)より☆情報マガジンは区内の情報ステーションで入手できます。
☆当ホームページ上でも見る事ができます
☆個人宛に郵送・メール配信も行っています。(https://ssl.alpha-prm.jp/chiyoda-cosw.or.jp/emagazine2.htm)
- 6-12 ブイログ(pdf)