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2008年10月25日

『黄色い旗を振りながら』(情報マガジン Vol.288 2008年11月号より)

内容

 新しい1 週間が始まる月曜日。通勤途上の神保町の交差点で「ピッピッピー」と規律正しく鳴り響く笛の音が。
「朝からいったいなんだろう?」と交差点をよく見ると、警察官の方が交通整理をしていました。当初は「何か事故でも起こったのだろうか」と思ったのですが、幸いそのような気配はなし。信号待ちをしている間に「そうだ、交通安全週間が始まったんだ!」と気がつきました。
毎年春と秋に「交通安全週間」が全国的に展開されます。この期間が近付くと、我が家のある町会では子どもがいる家庭の保護者に、朝の交通整理への参加要請があります。毎日ではなく、期間中に1 回、指定された日の朝に黄色い旗を持ち、横断歩道で子どもの通学路を見守るというもので、私も先日参加をしてきました。
大半の子はきちんと信号を確認して横断歩道を渡っていくのですが、横断歩道でないところから突然斜めにビュッと出てきて走り去っていく子、大きな声で「危ないよ!」と喚起を促し大事には至りませんでしたが、信号機の青が点滅しているのにのろのろ歩いて曲がってきた車に接触しそうになる子など、ヒヤッとする場面も少なからずありました。また、子どもだけでなく大人も。同じというより、大人の方がマナーの悪い人が多かったような気も…。
そして横断歩道を渡っている人以外に見えたもの。反対側の交差点には別の町会の見守り隊。トレーニングウェア姿で緑の見守りタスキをつけて子どもたちに笑顔で声がけしながら自転車で走っている人は…あ、地元小学校の校長先生!「ありがとうございます。ここの交差点の様子はどうですか?」と調査を兼ねて徒歩で見守りをしている学校の先生。毎日子どもたちを見守っている学童擁護の職員の方、パトカーから「ごくろうさまです!」と爽やかに警察官からのお声掛けも。色々な人がいろいろな立場で町の安全を見守っているのですね。
朝1時間足らずの短い時間でしたが、自分も「町を守る」一員として活動できた良い気分をおみやげに家に戻ってきました。また、改めて町の安全を考えたり、自分の交通マナーを振り返ってみたりすることができた貴重な機会にもなりました。(カワバタ/ポラセンジャー・バイオレット/OCTOBER 1.2008)

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.288 2008年11月号(2008/10/25発行)より

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