2006年7月25日
教えるって難しい~★
6月から勤務をしている職員のブイログです。ボラセンジャーの一員として、これからもがんばってくれることでしょう。(レッド)
7月24日、ある企業でのハーティ研修でシニア体験講座を行いました。
入社以来、ほとんど事務所での仕事を行ってきたので、当日は初めての外での仕事でもありました。また、講座を行う側に立つのも初めての経験だったので、お手伝いにも関わらずとても緊張していました。
シニア体験講座とは、ヘッドホンや特殊ゴーグル、特殊ベルト等を装着して、高齢者(80歳位)になった時の身体的能力の低下や心理面の変化を疑似体験するものです。それらを身につけ、研修室から駅の改札まで実際に歩いて見たり、自動販売機でジュースを買ってみたりと、普段では経験出来ない高齢者の苦労を感じることが出来ます。実際参加された方の感想では、「高齢者の大変さが実感出来、行動の意味が理解できた」、「今後は積極的に声をかけていきたい」などの声が上げられていました。
当日はアイマスク体験も行ったのですが、講座が始まりとても悩んだのが、教えることの難しさ。あまり体験する機会のないこのような体験では、講師が教えたことが正論として捉えられることが多いと思います。間違ったことは言えない、しかしあたふたも出来ない。当日講師をされた先輩職員にすぐに確認し、なんとか回答は出来たものの、講習会を実施し人に教えるということの難しさを改めて実感する機会でもありました。
今後もこのような講習を通じて、高齢者に対する認識を深めていくとともに、高齢者の方々が安全で豊かに過ごせる街づくりを実現するために、日々努めていきたいと思います。