『“想い”をつなげるボランティアセンター』(情報マガジン Vol.268 2007年3月号より)
本日、千代田区内濠周駅伝大会に「ちよだ社協」チームの一員として出場してきました。
皆さん、駅伝の由来をご存知ですか?「駅伝」とは、もともとインターネットはおろか、電信・電話などの通信手段、電車や飛行機・自動車などの交通機関もなかった遠い昔の情報伝達のシステムです。首都から地方にのびる道路網を全国にはりめぐらせ、一定の距離ごとに中継所となる「駅」がつくられ、宿泊施設も整えた駅家には人・馬を常備し、この「駅」をつなぐかたちで築きあげられた交通・情報通信システムが「駅伝制」です。
現在では、交通・情報通信システムの発達により「駅伝制」はなくなりましたが、「駅」というものは、道路利用者の休憩施設・道路利用や地域の方々のための情報発信施設として「道の駅」という形で全国各地に整備がされています。
時代や環境の変化に伴い、必要とされなくなる仕組みもあれば、また新たに必要な仕組みとして形を変え、後世に継承されていくものもあります。ボランティアも、その一つかもしれません。ボランティアは法律や制度に先行し、目の前にある課題に取り組み、社会の中で課題に対する仕組みを創ってきました。
しかし、「想い」や「共感」は、時間の経過と共に薄れてしまいがちなもの。ただ、その気持ちの広がりが同時にボランティアの広がりとなり、これからボランティアに参加しようと思っている人の一歩を促し、多少の辛いことがあっても続けていく原動力になると信じています。まさに「たすき」をつなぐ駅伝のように、ボランティアの「想い」をつなげる仲介役として、ボランティアセンターは努めていきたいと思います!(いまい/February 11 , 2007)◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
Vol.268 2007年3月号(2007/2/25発行)より☆情報マガジンは区内の情報ステーションで入手できます。
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☆個人宛に郵送・メール配信も行っています。(https://ssl.alpha-prm.jp/chiyoda-cosw.or.jp/emagazine2.htm)