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2006年9月25日

『水族館に行ってみない?』(情報マガジン Vol.263 2006年10月号より)

内容

先日、ある雑誌をみていて、「水族館」について考えさせられました。
水族館といえば私たちにとっては娯楽施設であり、足を運ぶと悠々と泳ぎ回る魚達に目を奪われ、自然と心もリフレッシュできる場所ではないでしょうか。そんな水族館も、「ただ単に自然界で捕まえてきた生物たちを水槽に入れて展示している場所だけでなく、生物たちを守るために自然環境を研究し伝えていく施設であることも、これからの水族館には必要」とそこには書かれていました。
確かに最近の水族館は飼育や展示に工夫が凝らされていると感じます。より自然に近い形で、まるで水の中にいるかのような臨場感が味わえる構造、また人口的でなく地元の景観・生息物を重視し実際に触れるという仕掛けをした所など、以前から取り組んでいる水族館も多数あります。
さらに、生息物を採取の際に一緒に回収されたゴミを展示したり、エサと間違えてゴミを食べてしまったために死亡したイルカの胃を展示するなど、よりダイレクトに問題意識を喚起する試みに取り組んでいる水族館もあります。
普段なにげなく観てきた水族館、実は来場者ひとりひとりが地球環境について高めるきっかけになれば、という期待が込められているということに気づかされました。(いまい/September 12 , 2006)

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.263 2006年10月号(2006/09/25発行)より

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