幸せになるためのイタリア語講座
こんにちは。
ちよだボランティアセンターの永松です。こちらのブイログで以前、学生たちのボランティアについて投稿したことがありましたが(http://www.chiyoda-vc.com/vlog/26657)私も初めてボランティアに参加したのは、大学生のときでした。
きっかけは、ある1本の映画です。
もう今は閉館になってしましましたが、横浜・伊勢佐木町の裏通りに小さな映画館がありました。あまり有名ではない海外の作品を中心に上映する、いつもガラガラで、レトロな雰囲気が心地よい映画館でした。
ある日、いつもように大学の授業をサボり、ふらっと立ち寄ると、あるデンマークの映画を上映していました。
「幸せになるためのイタリア語講座」
仕事、恋愛、家族関係など、色々な想いを抱えつつイタリア語講座に通う6人が、彼らの交流を通じて希望を取り戻していくというストーリーです。切なく、美しいストーリーもさることながら、喪失感や閉塞感から解き放たれ、何か新しいドラマが始まる語学教室という空間に、当時の私はすっかり魅了されてしまいました。
ちょうどその頃、大学の副専攻課程で、日本語教師養成課程を履修していました。
「あの映画のように、自分も語学教師をしてみよう」
そう思い、近所の公民館で行われていた日本語教室にふらっと立ち寄ってみたところ・・・こうして、私のボランティア生活が始まりことになります。
ボランティアを始めるきっかけは、人それぞれです。
私の場合「授業をサボって、たまたま見た映画」でした。
しかし、その「たまたま」から広がっていく景色が、人生に大きな影響を与えていくこともあります。ぜひ、皆さん一人ひとりが紡いだ「ボランティアストーリー」を聞かせていただければ嬉しいです。
(ちよだボランティアセンター 永松)