『ティータイムのすすめ』（情報マガジン　Vol.329　2012年4月号より)

　ニルギリ、ウバ、セイロン、アッサム、ディンブラ、キームン、ダージリン…さて、つらつらと書き並べましたが、何のことだか分かりますか？
正解は、紅茶です。紅茶は、産地によって香りや味に特徴があり、それぞれの地名が名前になっているのだそうです。
紅茶に携わる仕事をしている父の影響で、幼い頃から紅茶はとても身近な存在でした。とはいえ私には専門的な知識がある訳ではありません。ただ、家族の団らんの場面にはよく紅茶がありました。また、学生のときに遊びに来た友人が、わが家で飲む紅茶を楽しみにしてくれていたなぁ…と懐かしく思い出されます。
ここで紅茶クイズ☆
紅茶は、何度のお湯で淹れると一番美味しいでしょう？
①80度 ②90度 ③100度
正解は、③100度です。緑茶の場合は沸騰した後、少し時間をおいたお湯で淹れると美味しいですが、紅茶は沸騰したてを使います。お湯を注いだら3分ほど蒸らすのもポイントです。ティーバッグで淹れる場合も、カップをソーサーなどで塞いで蒸らす手間を加えるだけで、とっても美味しくなります。
とはいえ、紅茶の魅力は紅茶そのものにあるのではなく、紅茶とともに過ごす時間にこそあるのでは？と思うことがあります。ひとりでホッとしたいとき、家族や仲間との時間を過ごすとき、そこにお茶とちょっとしたお菓子があれば、くつろぎと楽しみがぐんと増します。人と人とをつなぐお茶、心を豊かにするティータイムが 増えたら、もっと穏やかで、もっと楽しい世界になる…と信じています。それはボランティア活動とどことなく共通している気がします。
新年度の始まる、何かと慌ただしいこの時期ですが、家族や友人、地域の方と積極的にティータイムを持ち、心癒される時間を過ごされてはいかがでしょうか？機会があれば、わたしもご一緒させてください。（のなか／ボラセンジャーマリーゴールド／February.27.2012）

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
　Vol.329　2012年4月号(2012/3/25発行)より

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