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2011年6月25日

『ぶらり世田谷線の旅』(情報マガジン Vol.320 2011年7月号より)

内容

 震災後、しばらく遠出は控えていましたが、先日、自分企画「世田谷線沿線を巡るぶらり旅」に行ってきました。旅とはいっても一緒に行った友達とは「半日」しか時間が合わず、短時間の旅となりました。みなさま世田谷線をご存知でしょうか。東急の路線の一つで「三軒茶屋駅」から「下高井戸駅」までの全10駅を走る、かわいい路面電車です。以前沿線に住んでいた事があり、通勤の際に利用していましたが、その頃は途中下車をすることはありませんでした。引っ越してからあらためて「世田谷線」を楽しんでいます。この自称「世田谷線ぶらり旅」、実は4回目になり、行く度に違った発見があるのが楽しく、飽きずにまた出かけてきました。この「旅」気分を盛り上げるアイテムが1日乗り放題の「世田谷線散策きっぷ」で、沿線案内ももらえます。
 今回は、特に短時間なので、目的地を少なめにしました。三軒茶屋の「キャロットタワー」から、招き猫伝説のある「豪徳寺」、「下高井戸」の商店街などをぶらぶら歩きました。この沿線の商店街は活気があって、見ていても楽しいです。最近、テレビでも○○散歩やブラ○○など、狭い地域に焦点を当てて、町の魅力、成り立ち、地形までを紹介する番組が増えていますね。その地域ごとに決して華やかではないけど素朴で懐かしい、ほっとする魅力があるからでしょうか。私も今回、狭いけれど落ち着く、カフェを見つけ、くつろいだ時間を過ごすことが出来ました。私はこの町が好きだなぁとしみじみ思いました。
 その一方で、私は震災後の被災されたまちを実際に見てはいませんが、故郷や好きな街が大きく変わってしまったことは、大変つらくて悲しいことだと強く感じました。被災された街の復興をお祈りするとともに、東京にいる私にできることをやっていきたいとあらためて思いました。(よしなが/ボラセンジャー・レモンイエロー/June.2.2011)

◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
 Vol.320 2011年7月号(2011/6/25発行)より

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