2010年8月25日
猛暑です。
今年の夏は、37℃以上の猛暑が続いております。就寝時もタイマーをセットしてエアコンを付けて寝ても、時間が来て切れると、目が覚めて睡眠不足の日々です。これも「地球温暖化」や「異常気象」影響でしょうか?
エアコンや扇風機が無かった昔は、どのようにして暑さを凌いでいたのだろうかと思うと、恵まれている環境にいる私には想像もできません。
蜀山人が涼しいものばかりを集めて「庭に水 新し畳 伊予簾 数奇屋縮みに、色白の美女(たぼ)」という狂歌があります。なるほどこれらは、今でも省エネや環境問題解決に通じる内容です。打ち水をしてイ草の香りのする畳を敷き、簾で遮光し、落ち着いた茶室で涼しい着物を着て、そして麗しい美女(妻)がいればエアコン等が無くても涼しく過ごせますよという、日本人の生活の知恵がうかがえます。
反対に、同じ蜀山人が暑苦しいものばかりを集めて「西日さす九尺(くしゃく)二間にふとっちょう、背中(せな)で子が泣く飯が焦げ付く」という狂歌があり、なるほどこれは暑苦しいなぁと納得できます。
物に頼らず、知恵で暑さを凌いでいた古き良き時代にはもう戻れそうもありませんが、涼しい秋までもう少し…。皆さまも熱中症にならないよう、水分の補給と十分な睡眠をお取りになり、健康で過ごせられますように…。
今年の夏とかけて
お気に入りの洋服と解きます
その心は いつまでも飽き(秋)がきませんボラセンジャー・グリーン