父親と年頃の娘によくある話(年越し編)
毎年大晦日は、家族そろってスキー場で新年を迎えるのが我が家の恒例行事となっているのですが、今年はたまたま大晦日に、私と次女に予定が入ってしまったため、妻と長女と長男は群馬のスキー場で、私と次女は都内の自宅で、別々に新年を迎えることになってしまいました。
高校生の次女は大晦日までクラブ活動。そのまま友達と大晦日の夜を過ごして帰ってくると思いきや、「疲れたぁ。」との言葉とともに夕飯前に帰って来てしまいました。家族に内緒でひとりで飲み明かそうと、しこたまお酒を買い込み、すっかりリラックスモードの私は娘の突然の帰宅に面喰い、仕方なしに二人分の夕飯を用意し、年越しそばの準備まですることになってしまいました。
晩酌に酔いが回り気持ちよくなり始めた頃、そう言えばここしばらく年頃の娘と真面目な話などしたことがないと思った私は、恐る恐るかつお酒の勢いも手伝い大胆に、「最近ど~よ。」と声をかけてみました。
すると次女は、今年1年を振り返るように左斜め上を見つめ、しばし沈黙の後、「いやぁ、聴いてくれるぅ…」と学校のこと、クラブ活動のこと、これからの進路のこと、そして、「ママには内緒なんだけどさぁ~」と恋愛話まで、次から次へと話し始めたのでした。年頃の娘が父親に細かいことなど話さないだろうと思っていた私はあっけにとられ、「あっ…、そうなんだ…」と、ただただ相槌を打つ事しかできずにいました。
ひとしきり話し終わった次女は、すっきりしたとでも言わんばかりの表情でテレビに向かい、何事もなかったかのようにこちらも毎年恒例の“ジャニーズカウントダウンコンサート”に熱中し、「ジャニーズよりスポーツ選手の方がカッコいいなぁ。」と訳の分からないことをつぶやきながら年越しそばをすするのでした。
新年早々勇気を出して行動したことで娘と団欒の時を過ごすことができました。何事も思い切ってチャレンジしてみることですね。みなさんも今年は思い切ってボランティア活動に参加してみませんか?きっと予期せぬ楽しい出来事が起こるはずです。
最後になりましたが、明けましておめでとうございます。
今年も一年、ちよだボランティアセンターをどうぞよろしくお願いします。
カタクラ