『大切なことは話し合うこと』(情報マガジン Vol.280 2008年3月号より)
先日、東京ボランティア・市民活動センターが主催した「ボランタリーフォーラム」へ参加しました。私が参加したテーマは「産業化する福祉の現場は今?!介護保険の現状とボランタリズム」。介護保険制度がはじまり介護が社会全体のこととして浸透されてきましたが、その中でのボランティアの役割や地域での助け合いということについての考えを深めたいと思いました。
私のまわりには、特別養護老人ホーム(特養)で介護士として働く現場のスタッフや介護用品のメーカーの方、企業の社会貢献活動を推進する担当者の方が参加されていました。多様な人々が集まるのは、ボランタリズムというテーマならではです。特養で働く現場スタッフの方の話を聞き、高齢者への介護をする想いと現状との狭間で悩んでいることの辛さが語られました。企業ではどんな支援ができるのか、といったこともだされ、介護保険制度に関する問題点をどのように解決できるのかが議論されました。解決方法を見つけることはできませんでしたが、ボランティアの役割が必要であるということはみなさん共通でした。
大切なことは、現状や問題点をみんなで話し合うことだとあらためて感じました。すべてを解決することはできないかもしれない、しかし、ボランティアや
地域の人たちが何か行動することで、何かを変えることができると信じています。ボランティアのコーディネートをする時も、ただ活動を紹介するのでは
なく、どうしてその活動が必要なのかを話し合い、共感し合えるコーディネートを心がけていこうと思います。(うめざわ/ボラセンジャーレッド/
February,14, 2008)◆ちよだボランティアセンター情報マガジン「ボランティア」
Vol.280 2008年3月号(2008/2/25発行)より☆情報マガジンは区内の情報ステーションで入手できます。
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